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韓国映画「冬の小鳥」

韓国映画「冬の小鳥」、神保町の岩波ホールにて鑑賞

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正確には韓国とフランスの合作映画である。

「冬の小鳥」は、昨年の第22回東京国際映画祭・アジアの風部門で
最優秀アジア映画賞を獲得した作品。

親に捨てられて施設に入れられた少女の微妙な心情を繊細に丁寧に描写した名作である。

この作品では、不幸を背負った少女の悲しみをただ描いただけではなく、
明るい未来を感じさせる表現も見られ、両者のバランスも良く好感が持てる。

素晴らしい作品
非常に良かった

ストーリー・・・

 1975年、韓国ソウル郊外。
 大好きな父親と二人で暮らす9歳の少女ジニ。

 ある日、父親はジニを連れ、ある施設の門をくぐる。
 そこは親のいない子供たちの暮らす擁護施設だった。
 父親はジニを残し施設をあとにする。

 いつまでも父親が迎えに来ると信じ、施設に馴染もうとしないジニ。
 そんなジニに最初に話しかけたのは、活発な年上の少女スッキだった。
 最初は頑なに周囲の人間との関係を拒み続けたジニだったが、スッキと仲良くなり、
 徐々に心を開いていく。

 施設の少女たちは、里親が見つかると引き取られ、施設を出ていく。
 一人。また一人と・・・。

 それでもまだ父親が迎えに来ることを信じ続けているジニは、
 施設を離れないと心に決めている。

 ある日、ジニは院長にあるお願いをする。
 自分が住んでいた全州市の住所を伝え、住んでいた家を見てきて欲しいと告げる。

 その後ジニが院長から聞かされた事実とは・・・。
 そして、ジニの決意と未来は・・・。

・・・・・

子供の鋭い感性や、環境の変化に対する適応力は、なかなか大人には真似できないが、
それを巧みに表現したこの作品の完成度は絶賛すべきものがある。

施設の子供たちが、ジニを「お客さんではなく家族」だと話すシーン、印象的である。

怪我をした小鳥を助けようとしたジニ。
結局小鳥は死んでしまうが、
小鳥の墓を作るシーン、そしてその後、ジニが墓を掘り起こし、自分が埋まろうとするシーン。
これも非常に印象的なシーン。

大人にはなかなか理解しがたい行動だが、
子供なりの儀式を済ませ、何かが吹っ切れたのではないか?
わずか90分強の短い映画の中で、少女の心の変化、
即ち喜び-不安-悲しみ-安堵-怒り・・・から希望へと・・・という自然な描写は、
子供が時に起こす不可解な行動を描いてこそ成立するのではないか?

そんな感じでいろいろな考えを膨らませることができるこの作品、
「深い」ということである。

是非また観てみて、自分なりの理解を更に深めてみたい。

映画「冬の小鳥」、岩波ホールでの上映は終わってしまったが、
ミニシアターを中心に全国の映画館での上映が決まっている。

例えば、明日12月11日からは福岡のKBCシネマで上映開始。
12日には「Wの悲劇」などで知られる澤井信一郎監督らによるトークイベントがあるとのこと。
行きたいが、遠いのでちょっと無理・・・。

映画「冬の小鳥」、今年有数のお勧め映画

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