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映画「369のメトシエラ」

1月29日(土)に渋谷ユーロスペースで公開になった映画「369のメトシエラ」を公開初日に観賞

chirashi-369nometsera2.jpg

ユーロスペースでは、2月11日(金)までの2週間の上映。

その後、2月12日(土)から1ヶ月間、大阪のシネ・ヌーヴォにて上映予定。

非常に印象深く美しい作品
そして味わい深い作品。

東京と大阪での計6週間の上映だけでなく、その後全国の劇場へ広がっていって、
多くの人に観てもらいたい・・・と思えるような作品。

映画のコピー「彼女は四百年待っていた。僕の妻となるために」もたいへん印象的。

監督、脚本:小林兄妹(小林克人さん、小林健二さん)
出演:大垣知哉さん(武田俊介)、阿部百合子さん(伊隅セツ)、日和佑貴さん(吉村俊樹)、
   別府あゆみさん(江本由美子)、中野誠也さん(筒井文夫)他

人にとって一番の財産とは何か?
現代社会が抱える問題とは?
人と人との関わりとは?

いろいろ考えさせられた。

美しく切ないストーリー。そして美しい音楽が印象に残った。

また、数回出て来る空のカットが目に焼きつく。

ただ、シーンが移る際に、暗転し真っ暗なカットが数秒続き、
映像より先に音から次のシーンへと入っていく流れが気になった。
それが毎回だったので、映画全体を眺めた際に、少々単調な印象を受けた。
しかし、逆にその単調さをこの作品の個性と捉え、長所と考えることもできる。
気にはなったが、決して悪くはない。

そして、老女・伊隅セツ役を演じた阿部百合子さんの存在感が光る。
ミステリアスな老女として、心に古傷を負った老女として、
そして古い恋人を思い続けるけな気な女性としての老女・セツを繊細に演じ切った
大ベテラン、阿部百合子さんの演技力、素晴らしい

映画初主演というミュージシャン・大垣知哉さんも強く光るモノを感じた。
これから役者としても活躍していくことを期待したい。

ストーリー・・・

 東京都の山手区役所の職員、武田俊介(大垣知哉さん)。
 俊介は人との関わりを嫌い、住む場所も転々と変えて一人都会で暮らす青年。
 唯一の友人は、生き倒れになっているところを救った若者・吉村俊樹(日和佑貴さん)だけであった。

 人と関わりたくないはずの俊介が俊樹を救い、一人暮らしのアパートの部屋に入れ泊めてやったのは、
 俊樹が俊介に何も聞かず、お互いに誰なのか知らないまま関わることができたからであった。

 孤独を選ぶ青年・俊介と孤独を怖がる若者・俊樹。

 深夜、俊介の部屋の隣の部屋(369号室)から老女が歌う奇妙な歌が聞こえて来る。
 深夜の不快な歌・・・いや、なんとなく惹かれるその歌を歌う老女の部屋を俊介は訪れる。

 俊介は老女・セツ(阿部百合子さん)に歌を歌うことをやめるように注意する。
 しかしセツはこんな奇妙なことを俊介に告げる。
  「400年の長きを生き、唄にひかれる人間を待っていた。
   そして、その人間が現れたとき、自分はその人に添い遂げる」

 区役所職員・俊介は、自分の妻になるという奇妙な老女・セツの身元を調べる。 
 しかし、セツは戸籍上存在しない人物なのであった・・・。
 セツとは何者なのか?

この作品、現代社会が抱える問題・・・、
ドラッグ中毒、所在不明な老人、親に育児放棄された子供、虐待など多くの問題を盛り込んでいる。
よくこれだけのテーマをわずか1時間45分にまとめ上げたものだと感心。

また、主人公の俊介が「孤独」を選んだ青年でありながら、
結果、隣室に住む老女に関わり、生き倒れの若者に関わる。
そして、その後親に捨てられた少年にも関わりを持つようになる。
現代人が考える「孤独」とは本当はどういうものなのであろうか?
ポジティブに考えれば「自由」、ネガティブに考えれば「人に対して無関心」・・・。

この「人に対して無関心」について考えた時、行定勲監督作品パレード」を思い出した。
テイストは全く異なる作品であるが。

chirashi-parade.jpg

こんな感じで、映画「369のメトシエラ」、一番良かったのは「ストーリーの良さ」である。

・・・・・

上映終了後、11:45より約10分間、初日舞台挨拶。
登壇者は左から、小林克人監督、小林健二監督、大垣知哉さん、阿部百合子さん、日和佑貴さん、
そしてあおい吉勇さん音楽担当の2名。

この舞台挨拶、一言ずつ挨拶しただけの文字通りの舞台挨拶という印象で、
折角上映後だったにも関わらず、映画の深い部分についての話は出ずにちょっと残念

これは、ちょっと時間が短過ぎたからかも知れない。

その短い舞台挨拶の中で印象に残ったコメント。

1、小林健二監督
 「20年前に兄と一緒に映画を作ろうと話していたが、それが今日やっと叶った」

2、日和佑貴さん
 「デビューしたての頃に撮影。今日は感慨深い」

3、音楽担当(女性)
 「役者の表情が繊細。絵の様な映像。それに合う音楽を作った」

・・・・・

映画「369のメトシエラ」、
現時点では上映期間は非常に短いのですが、
機会があったら是非観賞してみることをお勧めします。

shibuya36901.jpg

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