FC2ブログ

第24回東京国際映画祭・特別上映-震災を越えて、日本映画「ギリギリの女たち」

2011年10月22日から30日までの9日間、
六本木ヒルズをメイン会場に開催された第24回東京国際映画祭。

tiff2011019.jpg

今年の映画祭で展開されたのが「TIFF ARIGATOプロジェクト」。
3月11日の東日本大震災を受けて、映画を通して復興に貢献することを目的としている。

TIFF ARIGATO基金、ARIGATOメッセージ、募金活動など。

10月25日には、被災地・仙台にあるMOVIX仙台で4作品を無料上映。
これは、仮設住宅で暮らす方々を含む被災地の方々を招待した応援プロジェクト。

そして、第24回東京国際映画祭・特別上映の枠で「震災を越えて」というテーマで3作品を上映。

(1) 10月29日に全国の劇場で公開になったドキュメンタリー映画
「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」

(2) 宮城県気仙沼市を舞台にした映画「ギリギリの女たち」。

(3) ドキュメンタリー映画「今、つたえたいこと ~きっと わらえる 2021製作委員会」。

この内、今回観賞したのは、映画「ギリギリの女たち」。

tiff2011018.jpg

10月29日(土)13:50より、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ・スクリーン5にて上映。

監督、脚本:小林政広さん
出演:渡辺真起子さん、中村優子さん、藤真美穂さん
上映時間:101分

気仙沼市高桑町に住居を持つ小林政広監督の新作。
小林政広監督の前作は「春との旅」。

「ギリギリの女たち」は、
3月11日の大震災の被災地である宮城県気仙沼市唐桑町を舞台にした作品で、
渡辺真起子さん、中村優子さん、そして藤真美穂さんが演じる3姉妹の愛憎劇となっている。
小林監督が復興に願いを込め、震災後に製作した作品である。

震災から約半年、気仙沼市唐桑町の一軒家。
高台にある為、津波による被害は無かった。
長くニューヨークに暮らす長女(渡辺真起子さん)が突然この家を訪れたところから物語は始まる。
そして東京に暮らす次女(中村優子さん)、そして三女(藤真美穂さん)が15年振りにこの家で再会。
互いに抱いていた憎しみ、そして彼女達の再生を描いている。

3姉妹の心の再生が、復興への期待に重なるようで、
改めて被災地の復興を心から応援したいと思った。

この作品の特徴は、とにかくカットが長いということ。
101分の作品だが、全28カットで、最初のカットはなんと35分。
それぞれの長い会話のシーンは、演劇を観ているような感覚である。
会話の一つ一つを飲み込んで理解することで、作品の深みを知ることが出来る。

会話の中から3姉妹が背負って来た辛い運命の数々を知ることが出来る。
そこから人間の持つ強さと弱さを感じ取ることができ、
3姉妹の心の変化についても繊細かつ大胆に描写した素晴らしい脚本である。
3姉妹の心理描写が印象深い。

長女役の渡辺真起子さんの非常に強い個性と存在感が光る。

これは震災の被災地における物語であるが、震災そのものをテーマにした作品ではない。
しかし震災の被害を受けた気仙沼市唐桑町で実際に撮影が行われている。
時折出て来る、津波の被害を受けた地域の風景。
やはり辛い映像である。

ところで、撮影に使用された3姉妹の家が実際の小林監督の家である。
しかし、小林監督自身は気仙沼の出身ではない為、親戚などは別の場所にいるとのこと。

・・・・・

この作品の上映中、場内の照明が消えないトラブルがあった。
上映開始後15分程度、場内が明るいままだった。
場内が明るいと、非常にスクリーンが見づらい・・・。

・・・・・

上映前に舞台挨拶、上映後にQ&Aがそれぞれ行われた。
この作品では、マスコミ以外の観客の写真撮影は禁止。

上映前の舞台挨拶では、中村優子さん、藤真美穂さんの2名が登壇。
最後のフォトセッションも含め、13:50から14:09まで行われた。

藤真美穂さん:
 「被災地はまだ被災地のまま。この映画からメッセージを感じ取ってほしい」

中村優子さん:
 「今日本で起きていること、外国の方に見てもらいたい。
  でもこれは家族の物語。皆に解ってもらえると思う」

などのコメントが印象に残った。

また、上映後のQ&Aでは、中村優子さん、藤真美穂さんに加え小林政広監督も登壇。
15:55から16:20まで観客との質疑応答が行われた。

多くの細かい質問が飛び交ったが、その中で印象に残ったものは以下の通り。

Q:中村優子さん、藤真美穂さんは客席で一緒に観ていたが、観客と一緒に観ることについて。
A(中村さん):
  これが一番好きな時間。笑いが起きたりするなど空気が変わる瞬間は、恐くもあり貴重な機会。

Q:「ギリギリの女たち」というタイトルに強いインパクト。何故このタイトル?
A(監督):
  そういうタイトルをただ思い付いただけ。
  「神経衰弱ぎりぎりの女たち」という映画があったが、そこから取ったわけではない。
  神経衰弱ではなく、それを過ぎてしまった女たちの話を書いてみた。

Q:映画の中で、9.11テロ、3.11の震災、原発事故に触れているが、その意図は?
A(監督):
  不幸にもそういう時代を生きていたというだけで、何の関連も無い。

Q:最後に一言。
A(監督):
  まだ公開が決まっていない。恐らく来年の夏頃。
  気に入ったら、ツイッターなどで発信してほしい。

みっきぃパパ

ランキング参加中です。ぷちっと押してね矢印
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ
にほんブログ村
スポンサーサイト



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ランキング参加中
ランキング参加中です。一日一回ぷちっと押してね矢印
プロフィール

みっきぃパパ

Author:みっきぃパパ
家族:みっきぃママ、みっきぃ(長男)、娘(長女)
職業:外資系エンジニア
年齢:アラフォー
キーワード:旅行、ゴルフ、映画、ラーメン、ミスチル、シンディ・ローパー

FC2カウンター
最新記事
カレンダー
10 | 2011/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
検索フォーム
のんびり♪みっきぃライフ
bnr_mickeylife.jpg
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
みっきぃパパへの連絡

名前:
メール:
件名:
本文: