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ドキュメンタリー映画「311」

3月3日(土)に渋谷ユーロスペースおよびオーディトリウム渋谷で公開になった映画「311」、
3月4日(日)、ユーロスペースで観て来ました。

film311.jpg

これは、まもなく発生から1年を迎える東日本大震災のドキュメンタリー映画で、
震災発生後半月ほど経った頃の被災地の映像である。

東日本大震災を扱ったドキュメンタリー映画は既に、
「大津波のあとに」、「槌音」「無常素描」「がんばっぺフラガール」「トーキョードリフター」など、
様々な作品が上映されている。

chirashi-mujosobyo.jpg chirashi-ganbappefuragaaru.jpg

この「311」は山形国際ドキュメンタリー映画祭2011などで上映され、賛否両論があった映画だそうだ。

実際この「311」を観て感じたことは、「何を目的とした映画なのか?」ということだった。

「大津波のあとに」、「槌音」「無常素描」「がんばっぺフラガール」は劇場で観たが、
いずれも製作者側の製作意図が伝わり、目的がしっかりとした作品だった。

しかし、「311」はどうだろう・・・。
あまり製作意図が伝わって来なかった。

元々は映画製作の意図は無かったそうで、ただ現地を見たかったということが始まりだそうだ。

特に映画前半の事故を起こした原発に近づこうとする理由がよく分からなかった。
やはり「ただ見たかったから」ということだけなのか?

上映後のQ&Aでは、製作者側の一人の
 「タイヤのパンクが無ければ本当は原発の正門まで行くつもりだった。
  そこで、○さんと警備会社○○の警備員とのやりとりが撮れれば面白いと思った」
との発言もあった。

けんかが面白い???警備員ともめるのが面白い???
マイクを持って何度か「面白い」という言葉を使っていたが、
原発事故に関連した話で「面白い」という単語が当てはまることは一つも無いと思う。

他にも、
インタビューに答え興味深い話をしてくれた25歳の男性がその後器物破損で逮捕されたという情報や、
遺体を撮影しようとして遺族ともめるシーン、
これらをわざわざ映画の中に取り入れ、公開してしまった意図とは・・・???

上映後のQ&Aで是非、その辺の意図を直接聞きたかったが、
残念ながら時間切れで聞くことはできなかった。

また、Q&Aでは、
遺族ともめている時に若い新聞記者が「同じメディアとして恥ずかしい。自分は遺体なんて撮らない!」
と言って来たという話をされていたが、その若い記者への不快感を示していた。
そして「映画で使ってやろうと思ったが映像が撮れていなかったので出来なかった」という発言も。
その意図は???

震災を記録したドキュメンタリー映画というものは、
後世に大災害の記憶を永久に残していくためにも大変有益であると思う。

映画「311」については、ネガティブな印象を受けるシーンやその後のQ&Aでの発言があったが、
しかしこれも震災の記録としては、後世に残す貴重なものであるとも取れる。
ただし遺族の方々への心情に配慮する必要があると思う。

Q&Aの中で監督は「伝えたいものがあったから撮った」と話された。
その発言を信じて、その「伝えたいもの」が何だったのか知るために、
機会があったらもう一度観てみたいとも思う。

映画祭での「賛否両論」・・・。
観終わって、自分自身の中でも「賛」と「否」とが交錯した不思議な感情である。
しかし今のところ「否」の割合が多いかもしれない。

もう一度書くが、原発事故も含め、2011年3月11日の震災に関して、
「面白い」という単語の当てはまることは何一つ無いと思う。

みっきぃパパ

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