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イタリア映画「楽園からの旅人」

先日、神保町の岩波ホールにてイタリア映画「楽園からの旅人」を鑑賞

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アフリカからの不法移民の問題を扱った作品だが、
この春にやはり岩波ホールで上映されたイタリア=フランス映画「海と大陸」も、
同様にアフリカからの不法移民の問題を扱った作品だった。

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イタリアが地理的な状況から常に抱えている
アフリカからの不法入国者に関する問題を扱った作品を続けて観ることによって、
遠く離れた日本に住んでいる我々にあまり伝わってこない問題を知ることができた気がする。

映画「楽園からの旅人」は、イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督の最新作である。
1931年7月生まれの82歳。
エルマンノ・オルミ監督の代表作と言えば・・・、
 「木靴の樹」(1978年)-カンヌ国際映画祭グランプリ
 「偽りの晩餐」(1987年)
 「ポー川のひかり」(2007年)
等々・・・。

・・・・・

原題: IL VILLAGGIO DI CARTONE/THE CARDBOARD VILLAGE(段ボールの村)
監督、脚本:エルマンノ・オルミ
音楽:ソフィア・グバイドゥーリナ
出演:マイケル・ロンズデール(老司祭)、ルトガー・ハウアー(教会堂管理人)他
製作国:イタリア
製作年:2011年
上映時間:87分

ストーリー・・・

 取り壊しが決まった教会とその教会の老司祭。

 その老司祭の元にアフリカからの不法移民たちが集まって来る。
 彼らが作った、閉鎖された教会内の段ボールの村・・・。
 不法移民の中には妊婦もいて、やがてそこで出産する。
 イスラム教徒とキリスト教徒、恋愛感情を抱く若い男女・・・。

 そして、不法移民を取り締まる保安委員が老司祭の元を訪れる・・・。

・・・・・

違法行為は肯定できないが、
アフリカから命がけでイタリアに渡った彼らの置かれた故郷での状況は想像に絶する。
その困難な状況はイタリアに辿り着いた後でさえ、形を変えて続いて行くのである。

そんな状況下でも、移民同士、お互いを尊重し交流を続けて、
一緒に生きていこうとする力強さに心打たれる。

この作品は芸術的志向の強い作品で、視覚・聴覚に訴えながら、
淡々と美しい描写で我々観客を映画の世界に引き込んでいく手法が素晴らしい。

全編に渡り強く緊張感を感じる作品。
しかし強く衝撃を受けるシーンはあまり登場しないが、
それでもリラックスして観られる空気感を持つ作品でもない。

エンドロールのどんより曇った空と波が打ち寄せる砂浜の風景。
最後の最後まで緊張感を引きずる。

波に打ち寄せたノート。
表紙の可愛らしいイラストが唯一ホッとできるカットと言えようか。

みっきぃパパ

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