西アフリカ、モーリタニアの映画

「禁じられた歌声」、
1月23日(土)、渋谷ユーロスペースにて鑑賞


西アフリカ、マリ共和国北部の街トンブクツー(ティンブクトゥー)を舞台にした作品。
トンブクツー(ティンブクトゥー)美しい世界遺産の街で、
2002年にはみっきぃパパとみっきぃママも訪れている。

砂に覆われた砂漠の街で、
迷路のように入り組んだ市街地の住宅は多くが木と泥で作られた建物である。

この作品では、
突如イスラム原理主義の過激派ジハーディストに自由を奪われた人々を描いている。
そしてこの作品のテーマは「人間の『赦し』とは何か?」
ラストは特に切なくて余韻が残る・・・。
こういう運命を強いられている人々は、今もたくさんいることを忘れてはいけないと思う。
映画

「禁じられた歌声」・・・


第40回(2015年)セザール賞・最優秀作品賞

第40回(2015年)セザール賞・最優秀監督賞

第67回(2014年)カンヌ国際映画祭・コンペティション部門出品

第87回(2014年)アカデミー賞・外国語映画賞ノミネート
監督、脚本: アブデラマン・シサコ
音楽: アミン・ブアファ
出演: イブラヒム・アメド・アカ・ピノ、アベル・ジャフリ、トゥルゥ・キキ他
上映時間: 97分
製作年: 2014年
製作国: フランス、モーリタニア
言語: フランス語、英語、その他現地語
ストーリー・・・
マリ北部の街トンブクツー(ティンブクトゥー)郊外の砂漠のテントで幸せに暮らす
少女マヤ、父キダン、母サティマ、そして牛飼いの孤児イサン。
しかし、ある時から街を支配するようになったイスラム過激派ジハーディスト達により、
ティンブクトゥーの人々の生活は一変する。
ジハーディストの独自の法により、歌やサッカーは禁止され、違反者は処罰の対象となる。
事実婚のカップルは石打ちの刑で公開処刑され、
ジハーディストにさらわれ強制的に婚姻させられた少女もいた。
ある日、イサンが牛達に水を飲ませようと川に入った際、
牛の群れから離れてしまった「GPS」という名の牛が漁師の網を破ってしまい、
GPSは漁師に殺されてしまう。
それを知ったキダンは・・・。
全編に渡りいろいろな形での緊張感を与える作品だが、
少女マヤと両親との幸せなひと時のシーンや、
ジハーディスト達がサッカー選手ジダンについて語り合うシーンなど、
少しはほっとすることのできる部分も存在する。
支配する側も支配される側も同じ人間であり、
喜びも悲しみも我々日本人と全く変わりはない。
だからこそ、
この様な環境下で生きて行かないといけない人々がいると思うとやり切れない。
また、素晴らしい歌声を披露するキャスト。印象的である。
みっきぃパパ

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