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第30回東京国際映画祭、東京グランプリ受賞作品上映、トルコ映画「グレイン」

第30回東京国際映画祭、
今年の東京グランプリは、トルコ映画「グレイン」。

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11月3日(金・祝)20:10~
東京グランプリ受賞作品上映として、
TOHOシネマズ六本木ヒルズ・スクリーン9にて鑑賞。

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上映前にセミフ・カプランオール監督が登壇して、舞台挨拶。

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監督:
「今回の作品、製作に5年を要した。
 この間、世界はどの様な状況だったかと言うと、
 気候変動の問題、飢餓の問題、戦争、テロの問題、
 また移民の問題も発生している。
 こういったことを今私たちは実体験として体験しながら生きている。
 つまり私たちは今日たいへん恐ろしい惨状なる世界で生きているということになる。
 その問題そのものは自分自身から起こったものではないというのは自明である。
 これは人間がやった結果であり、つまり人間が私たち自身を実は破壊している、
 そしてだからこそ世界を破壊しているということになる。
 私は精神というものを理解するためこの作品を製作した。
 その精神がいかに傷ついているかということ、
 そしていかに苦しんでいるのかということ、これを理解しようとこの映画を製作した。
 そして私は自然とか人間といったものに希望を持っていて、失くしたわけではない。
 希望を持ってこの映画を製作した」

司会:
「この作品はほとんどCGを使用せずに近未来の世界を描いているが、
 更にモノクロの映像が美しかったが、モノクロで描こうと思った理由は?」

監督:
「CGについては1~2箇所位でしか使っていない。
 例えば死にかけた赤ん坊を蘇生させるところなど。
 モノクロにした理由についてであるが・・・、
 物語の前半、死の大地に行くまでの所はアメリカ・ミシガン州のデトロイトで撮影。
 それは市街地、村々も含めて。
 その他にドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州の
 7つの都市でロケーションを発掘して撮影。
 そして死の大地を過ぎて、そこから先は全て撮影地はトルコ。
 主に中央アナトリアのカッパドキアを中心にして撮影。
 その理由は、地理的な条件の違い、建築物の形態の違い、また色の違いなど、
 それらを全て一つに結合させて、一つのものにする為には、別々のものなので、
 そして地球世界に関するその雰囲気を作り出す為には、
 白黒にするのが多分正しいであろうと、
 ロケ地の問題で、全ての所を一つに繋げて行って、
 繋げた跡が残らない様にする為にということだった。
 これで自分の考えが正しかったんだと思った。
 また、感情面についても反映されている。
 今回の作品の中で二面性ということが出て来る。
 つまり死と死の大地と町がある、
 また二人の主人公についても言えること。
 この二人はもしかすると別離状態にある人々なのかもしれない、
 またはもしかすると二人とも同じ様な存在なのかもしれない。
 モノクロにすればそのコントラストが上手く出せる、
 そういった性質を持たせることが出来るのではないかということで着想した」

監督の映画についての興味深い話を聞いた後、フォトセッションを経て、
映画本編上映開始。

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全編モノクロ作品。

荒廃し食糧不足の危機に見舞われている近未来を描いたSF作品。

映画「グレイン」・・・

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 原題: Buğday、Grain
 監督、脚本、編集、プロデューサ: セミフ・カプランオール
 脚本: レイラ・イペッキチ
 撮影監督: ジャイルズ・ナットジェンズ
 編集: オスマン・バイラクタルオウル
 編集: アイハン・エルギュルセル
 音楽: ムスタファ・ビベル
 音響: ヨルグ・キードロウスキー
 衣装、プロダクション・デザイナ: ナズ・エルアイダ
 エグゼクティブ・プロデューサ: ヨハネス・レキシン
 プロデューサ: ナディル・オペルリ
 キャスト: ジャン=マルク・バール、エルミン・ブラヴォ、グリゴリー・ドブリギン、
       クリスティナ・フルトゥル
 上映時間: 127分
 製作国: トルコ、ドイツ、フランス、スウェーデン、カタール
 製作年: 2017年
 言語: 英語
 
 ストーリー・・・
  食料不足の危機に見舞われている近未来の都市。
  その都市は移民の侵入を防ぐために建設された磁気壁に囲まれている。

  種子遺伝学者エロールは、その都市に暮らし、
  ある企業で種子遺伝学の研究を続けている。

  しかし、農地の作物が遺伝子不全を引き起こす。
  遺伝子改良の論文を残し失踪した元同僚アクマンに会い、
  人類を救う特殊な麦の粒を探すため、
  エロールは危険を冒し都市を脱出し、旅に出る。

環境汚染、食糧難、難民問題など、
現代社会が抱える問題、或いは今後問題化しそうな様々なテーマを扱っている。

独特な世界観で、抽象的な描写が全編に渡り、
「2001年宇宙の旅」を彷彿させる。

ほぼ笑顔というものが出て来ないため、重い空気感の強い作品。

唯一、都会の高架鉄道のシーンに映る、
車内の広告にモデルの女性の笑顔が出て来るのだが、
なんとなくこのカットだけが、作品全体を通して、
浮いてる感じがして違和感有り。

抽象的な描写が多いので、意味がとらえられない部分が多いが、
それは観客に「考える」ということを与えてくれているということ。

一回観ただけでは理解が難しい作品。

今後劇場公開されるかは分からないが、
もし公開されたらもう一度観てみたいと思う。

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