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第32回東京国際映画祭・Japan Now 映像の魔術師 大林宣彦、日本映画「さびしんぼう」

第32回東京国際映画祭、最初に観賞したのは、
「Japan Now 映像の魔術師 大林宣彦」部門に出品の「さびしんぼう」。

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11月3日(日)13:35~
TOHOシネマズ六本木ヒルズ・スクリーン9にて。

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映画「さびしんぼう」・・・

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 英題: Miss Lonely
 監督: 大林宣彦
 脚本: 剣持亘、内藤忠司、大林宣彦
 原作: 山中恒「なんだかへんて子」
 撮影: 阪本善尚
 音楽: 宮崎尚志
 主題歌: 富田靖子「さびしんぼう」
 キャスト: 富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、岸部一徳、
       浦辺粂子、樹木希林、小林聡美、砂川真吾、大山大介、林優枝、
       秋川リサ、入江若葉他
 製作国: 日本
 言語: 日本語
 製作年: 1985年
 上映時間: 112分

 ストーリー・・・
  尾道に暮らす高校生・井上ヒロキ(尾美としのり)。
  お寺の住職の息子で趣味はカメラ。
  近くの高校に通うどこか寂し気な橘百合子(富田靖子)に想いを寄せる。
  ヒロキはそんな百合子に「さびしんぼう」という名を付ける。

  ある日ヒロキは、友人を連れ自宅の寺の大掃除をしていた時に
  母親(藤田弓子)のアルバムを誤ってバラバラにしてしまう。
  その後、ヒロキの前にオーバーオールに白塗りのピエロの様なメイクの
  奇妙な女の子が現れる。その女の子(富田靖子)は「さびしんぼう」と名乗る。

  またある日ヒロキは、自転車のチェーンが外れて困っていた百合子と出逢う。
  初めて「さびしんぼう」と会話することのできたヒロキであったが・・・。

公開当時は中学生で、劇場では観ていないので、今回初めての劇場での観賞

大林宣彦監督の「尾道三部作」と言われている作品の3作目が「さびしんぼう」

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英語タイトルは「Miss Lonely」。

今回は16mmフィルムでの上映

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映像の荒さやノイズがまた逆に新鮮。

もの悲しく切ないながらも、美しい物語

ショパンの「別れの曲」と尾道の風景がまたよくマッチしている

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1985年のキネマ旬報ベストテンでは第5位に入り、
読者選出日本映画ベスト・テンでは第1位を獲得。

大変高い評価を受けた作品。

黒澤明監督にも高く評価され、
スタッフにも必ず観ろと指示をしたというエピソードも。

「さびしんぼう」の格好をした富田靖子さんの衣装は、
その時にたまたま着ていた自前の服だったとのこと。

コミカルで元気なキャラクター「さびしんぼう」と寂しげな美少女「橘百合子」とを
見事に演じ分けている富田靖子さんの演技力は完璧。

80年代らしい笑いのシーンも多数。

樹木希林さんと小林聡美さんが
親子役でコミカルな演技を見せているのがなかなか

富田靖子さん演じるさびしんぼうと小林聡美さん演じる雨野ユキミの掛け合い。
尾美としのりさん演じる井上ヒロキが背後で大爆笑しているのも笑える。

・・・・・・・・・・

上映後に映画祭恒例のQ&A。

主演の富田靖子さんと、ヒロキの父親・住職役を演じた小林稔侍さんが登壇。
大林監督は体調不良の為、急遽欠席。

富田さん:
 「さびしんぼうの衣装とメイクはすぐに決まった。
  メイクの方が考えていたメイクをして監督に「どうですか?」と
  見て頂いたら一回でOKをもらった。
  衣装は、私がその時衣装合わせで着ていた私服のオーバーオールになった」

 「さびしんぼうという存在は、私が役柄としてああいう形でやったが、
  観て下さった皆さんが色々な形で受け止めて頂けたなら嬉しい」

富田さん:
 「『別れの曲』を弾くシーンは物凄く大変だった。
  最後に主役の尾美さんも弾いているが、『別れの曲』は本当に難しくて、
  二人羽織状態で監督が尾美さんの後ろから手を出して撮影。
  撮影は本当にマジック。尾美さんが弾いてるかの様に。
  監督は弾きながら『用意スタート』とやってらしたと思う」

司会:
 「大林監督の書かれた本に出てたが、黒澤明監督が物凄く好きで、
  スタッフにみんな観ろと言って『夢』ができたと書かれている」
富田さん:
 「今の今まで知らなかった。物凄く光栄。物凄く光栄」

観客:
 「今から34年前公開当時、中学生でこの映画をお金もないけど観に行った。
  それから映画を年間100本位観ていて、今までに何千本と観て来た。
  その中でこれはベストワン映画。
  何年かおきにリバイバル上映されたりしてて、
  大林監督のトークショーはあっても、
  富田さんが登壇される舞台挨拶は巡り合わせがなかったのか、
  34年振りに夢が叶った」

富田靖子さん演じる着物姿の橘百合子が落としたリボン。
これは実はハプニングで、この場面をそのまま使用したとのこと。

滅多に雪の積もらない尾道。
雪のシーンは勿論台本に無かったが、たまたま雪が降った為、
雪の尾道のカットを急遽使用。

大林監督は撮影中声を荒げることは滅多にないが、
一度だけ犬が通りかかったのをスタッフが止めようとして、
それを「ダメだ!」と声を荒げたことがあったというエピソードも。

偶然起こったことをそのまま作品に取り込んでいく
大林監督の芸術家としてのセンスが感じ取れるエピソードの数々・・・。

最後にマスコミ向けのフォトセッション。

そしてその後に観客向けのフォトセッションがあり、終了。

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ちなみに富田靖子さんを直接見たのは、
覚えている限りではちょうど30年振りで今回3回目。

最初は中学生の頃、
この「さびしんぼう」の後、
「なんて素敵にジャパネスク」というドラマの主題歌のキャンペーンが
池袋の噴水広場であって、その時に握手してもらった記憶。

そしてその後、高校生の時、
映画「マイフェニックス」の初日舞台挨拶が確か有楽町マリオンであって、
映画の公開が1989年5月13日だったそうなので、ちょうど30年振り。

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