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映画「犬と猫と人間と」観てきました。

話題のドキュメンタリー映画映画「犬と猫と人間と」観て来ました。



かなり評判が良いこともあってか、
リレーの様に次々にイロイロなミニシアターで上映され続けているようである。

現時点で、都内では渋谷のUPLINK Xで一日一回、13時から上映されている。
ただし1月15日まで。

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その後1月23日~29日まで、下高井戸シネマで上映予定。

詳しくは、こちら公式ウェブサイトで。

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ここUPLINK Xは初めてだった。

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雑居ビルの一室を映画館にしたようなところ。

チラシラックもビル1階の狭い空間に・・・。

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整理番号順に呼ばれ、劇場に入ると・・・、
そこには一般家庭のリビングルームに置いてあるような椅子が40個イス
しかも椅子の種類はばらばらにわとり

なんか、近所の公民館の映画上映会みたいだった顔文字?(ポカーン)

でも、ある意味こういうのもオシャレかもきらきらきらきらきらきら

みっきぃパパは結構こういう雰囲気、好きです。
ちょっと駅から遠いけど・・・。

平日の昼間だったが、半分近く席は埋まっていたかな。

この映画映画「犬と猫と人間と」を観た感想。

まず映画としての感想であるが、これはたいへんに良くできた素晴らしい作品だと思う。
飯田基晴監督、このテーマについては知識がなかったそうだが、
4年という期間を費やしたというだけあって、
よく研究され、それを映像のプロの手法によってうまく映像化されたと思う。

ドラマチックに美化させたり、わざと観客の涙を誘うような余計な演出は全くない。

このドキュメンタリー映画を製作しようとしたきっかけも本編に入っているのが分かりやすい。

この映画「犬と猫と人間と」はドキュメンタリー映画である。
つまり、施設で殺処分を待つ犬や猫たちはペットモデルではなく死を待つ子たち。
その映像を見せられるだけでも衝撃的である。

そして、そのような犬猫たちの頭数が具体的に数値的データによって示される・・・。

2006年には、日本では、一日あたりなんと967頭もの犬&猫が殺処分されたという。
これは異常事態だと思う。

2007年は一日あたり851頭。(みっきぃパパ計算)

犬については、1997年~2007年にかけて処分数は約1/3に減ったが、
猫はあまり変わらないという。

各地の行政施設は取材拒否のところが多い。
しかし中には取材に応じるところもある。

行政施設で働く人の言葉も重い。
 「いいかげんな飼い主のしりぬぐいを自分達はしているだけ。
  それを批判されるのは不条理だ」
確かにその通りである。
結局は飼い主の責任である。犬猫は単なる被害者。

実際に行政施設へと飼い犬を運んでくる人へのインタビューも興味深い。
聞いていると、
 「そんなご事情があるなら仕方ないですよね」
と言いたくなる気もするが、
でも結局一言にまとめるとそれは飼い主の都合。犬猫は単なる被害者。

ある地方の街で、仔犬2頭の里親を探す女性へのインタビュー。
 「近所で放し飼いにされている雄犬がいて、
  うちの雌犬が妊娠させられてしまった。
  8頭生まれ、6頭はもらってもらったが、
  2頭残ってしまった」
このように、まだ地方では「放し飼い」されている犬が多いという。
映画ではその「放し飼い」の事実についても問題視している。
このケースの場合、8頭の仔犬は生を受けたことは尊いことだと思う。
しかし、放し飼いをしていた飼い主のいい加減さってどうなんだろう。
8頭の仔犬、不幸になるかもしれない・・・。
でももらってくれた人たちが幸せに育ててくれることを願いたい。

また、この映画はマスコミに対してもチクリと皮肉をこめた言い方をしている。

2006年に徳島県で崖に取り残されたところを救出された女の子。
救出劇は大々的に報道され、
マスコミは「崖っぷち犬」などと名付けた。

徳島県動物愛護管理センターによって保護されたこの「崖っぷち犬」には、
里親希望者が殺到したらしいが、
その時のマスコミ報道について、この映画では第3者的に描いている。
非常に興味深い。

この映画では、徳島県動物愛護管理センターによって保護されている
「崖っぷち犬」”以外”の犬にもカメラを向けている。

当時、「崖っぷち犬」のみに群がっているカメラマン達を写した映像をみると、
滑稽である。

また、「犬捨て山」と騒がれた場所。
その時だけ騒ぐマスコミ。
マスコミが報道しなくなると、
よほど興味があって自分から情報を得ようとしなければ、
なかなか情報が入ってこない現実。
考えさせられる。

また、イギリスでの状況を取材した部分もたいへん興味深かった。

イギリスでは、犬猫はペットショップにはいない。
実際に映画に出てくるショップには小動物やフードやグッズのみ。

通常はブリーダーや保護施設から手に入れるという。

それにロンドンの街で野良猫が見られないという現実。

みっきぃパパは1998年にオーストリア・ウィーンに住んでいたことがある。
ウィーンでも野良猫は見たことがなかった。

ドイツ語の授業中、先生から「ウィーンに来て感じたこと」という質問に、
「野良猫がいない」と答えたことがあった。
クラスには、日本人がもう一人と、ヨーロッパ各国の学生が10名ほどいたが、
そのもう一人の日本人から笑われてしまったことを思い出した。
「野良猫がいない」という発言が的外れだと感じたのだろうが、
他の学生は、日本の野良猫事情に関心を寄せてくれた。
一般的な日本人とヨーロッパ人との意識の差を感じた瞬間だった。

映画の中でも、
 「なんでも日本人は、”欧米では既に・・・”というのは良くない。
  しかし、このテーマについては欧米が進んでいる」
という監督のセリフがある。

みっきぃパパも同感である。
別になんでも欧米が日本の先を行っているとは思わない。
実際日本には欧米以上に進んでいることはたくさんある。
しかし、犬猫の扱いについては後進国であると思う。

2006年にイギリスで殺処分された犬の数は日本の1/15だという。

イギリスのベジタリアンのインタビューも出てくるが、
動物へ接する心の持ち方については、宗教的な考え方もあると思う。
だから、無宗教の日本人の考え方と単純な比較はもちろんできない。
しかし、飼い主のマナーや行政・マスコミの対応については宗教とは別の問題。

また、日本で犬猫が入ることのできる宿泊施設や飲食店、ショップなどが限られているのは、
飼い主のマナーがまず一番目にあると思う。

映画の冒頭、現在のペットブームとペット産業の拡大化についての話が出てくる。
ペットの誕生日会、ペット服・・・しかし、それらを批判するような描写ではないと感じた。

しかし、深夜営業の都会のペットショップの映像にはちょっと衝撃を受けた。
それは午前1時の映像。
ガラスケースに犬が入れられてディスプレイされている。
それは午前1時。
犬たちへの負担を心配する監督の思いを感じた。

映画映画「犬と猫と人間と」には、
ボランティアの学生達、家庭犬インストラクター、獣医師・・・
犬猫を本気で向き合ういろいろな人が登場する。
それぞれいろいろな角度で向き合っているが、
犬猫を幸せにしてあげたいという思いは共通である。

行政やマスコミの対応、そして民間の活動。

観ていると、腹立たしく思うこと、心温まること、
いろいろな感情をかきたてられるが、
動物ずきな人だけでなく、
全く関心の無い人、また映画で批判されているような飼い方をしている人達にも
是非観てもらいたい映画である。

みっきぃパパもみっきぃと暮らして3年以上。
みっきぃは犬であるが、人間の喜怒哀楽を理解しているし、人間の言葉も理解している。
そして、みっきぃにも喜怒哀楽がある。
つまり、他の犬も同じく喜怒哀楽があることを、今はみっきぃパパも理解している。

そんな風に感情を持つ犬猫たちを不幸にして悲しませないように、
みっきぃパパも何かできれば・・・と考えるきっかけをくれた映画だった。

そういうわけで、まずは映画パンフをみっきぃママにプレゼントする。

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みっきぃパパ

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テーマ : 映画感想
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No title

一日あたりの殺処分の数に絶句です・・・。
そこまで酷かったんですね。
今回の映画は多くの人に観てもらいたいですが、
本来観るべきだ!!って人はきっと興味も持たないと思います。
それと私は三蔵を飼うまで里親制度を知りませんでした。
自分に知識があったら、そしてもっと誰でも目にする広報展開があったらと思いました。

話は変わりますがノーリードについても同じです。
先日ノーリード賛成派の方のブログを見て愕然としました。
私には一生理解できない御託が並べられてたもので(汗
保健所に連れてく飼い主、放し飼いに無頓着な飼い主。
どちらも行き着く先は同じですよね。

ところでこの映画、欧米の方が見たらビックリでしょうね(汗

No title

みっきぃパパさんこんばんわ♪
この映画、昨年渋谷でもやってましたよね。
友達が観にいってて感想を聞きました。
「何かできることがあれば・・・」って気持ちになるって。
Blogでこうして記事にすることでも
どこかで影響を受けてると思いますよ。
波紋のように広がっていくものだと思います。

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プロフィール

みっきぃパパ

Author:みっきぃパパ
家族:みっきぃママ、みっきぃ(長男)、娘(長女)
職業:外資系エンジニア
年齢:アラフォー
キーワード:旅行、ゴルフ、映画、ラーメン、ミスチル、シンディ・ローパー

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