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第26回東京国際映画祭コンペティション、日本=アメリカ映画「ほとりの朔子」

第26回東京国際映画祭、2本目に鑑賞したのは、
日本=アメリカ映画「ほとりの朔子」。

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2013年10月19日(土)13時55分より、
TOHOシネマズ六本木ヒルズ、スクリーン7にて上映。

監督、脚本、編集、共同プロデューサー:深田晃司さん
プロデューサー:杉野希妃さん
撮影監督:根岸憲一さん
音楽監督、サウンドデザイナー:徐敬太さん
出演:二階堂ふみさん、鶴田真由さん、太賀さん、古舘寛治さん、杉野希妃さん、
   大竹直さん、小篠恵奈さん他
製作国:日本、アメリカ
製作年:2013年
言語:日本語
上映時間:125分

ストーリー・・・

 東日本大震災の翌年、2012年の夏。
 東京から湘南に住む叔母・海希江(鶴田真由さん)の元に遊びに来た朔子(二階堂ふみさん)。
 海と山の”ほとり”・・・。
 
 そこで朔子は、海希江の古くからの友人・兎吉(古舘寛治さん)、
 兎吉の甥で原発事故の影響で福島から避難生活を送っている高校生の孝史(太賀さん)らと出逢う。
 
 同年代の朔子と孝史の距離は徐々に縮まっていく・・・。
 
 大人達の狭間で、大人達のいろいろな世界を垣間見ながら、
 朔子の心は大人と子供の間の”ほとり”で揺れ動く・・・。

・・・・・

笑いなのか泣きなのか、どちらと取って良いのか・・・という繊細なシーンが多々。
これをどう理解するかは我々観客の仕事だと思う。
人間の感情は複雑なもので、その複雑な感情を観客の心の中に掻き立てて行くこの作品、
たいへん繊細で良くできた映画だと思う。

大人と子供の狭間で揺れ動く朔子の描写、
そしてそれを上手く演じ切った二階堂ふみさんの演技力は賞賛に値する。

また、原発事故と家庭の問題、様々な悩みを抱えた青年・孝史を演じた
太賀さんの繊細な演技力も素晴らしい。

また、誕生日会のシーンが印象深かった。
他のシーンと若干異なるテイストで、
自然な会話・・・というか脚本と離れた様な印象を受けるシーンだった。
映画「コトバのない冬」にも似たようなテイストのシーンが出てくるので、
観ていて「コトバのない冬」を思い出した。

上映後のQ&Aでこのシーンはほぼアドリブでの俳優達に任せての台詞だったことが分かった。

但し、「コトバのない冬」でのシーンがアドリブだったかどうかは不明。

・・・・・

映画上映前に17分間の舞台挨拶。

登壇者は左から、杉野希妃さん、小篠恵奈さん、古舘寛治さん、太賀さん、鶴田真由さん、
二階堂ふみさん、深田晃司監督。

印象に残ったコメントは以下の通り。

深田監督:
 昨年夏に撮影。それから1年、仕上げ作業をしていた。今日プレミア上映できて嬉しい。

鶴田真由さん:
 今日初めて観るのでドキドキしている。
 この作品が栄えある東京国際映画祭からはばたって行けるのが嬉しい。

太賀さん:
 1年じらされて、今日初めて観ることができる。
 大きな映画祭で各国の人達と一緒に観られるのが楽しみ。

杉野希妃さん:
 大好きな俳優さん達にオファーさせてもらった。
 俳優の息づかいと素晴らしい風景を楽しんでもらいたい。

・・・・・

映画上映後は約30分間のQ&A。
登壇者は左から、杉野希妃さん、鶴田真由さん、二階堂ふみさん、深田晃司監督。

Q(司会):
 映画「歓待」の次にこういう映画を作ろうとした経緯は?
A(深田監督):
 「歓待」から3年。撮影時は「歓待」から2年。
 「歓待」とは趣が違う作品だと言われるが、自分の中では「歓待」の延長線として作った。

Q(司会):
 「歓待」以降、監督とはどういうコミュニケーションを?
A(杉野希妃さん):
 色々企画はあった。時代劇とかパリとの合作とか。
 昨年春から「原点の日本映画を作りませんか?」という話があった。
 フランスのある監督のオマージュ的に撮ることになった。

Q(観客1):
 二階堂さんの演じた役は主役なのだが、あまり前に出てこない感じ。本人はどう思って演じた?
A(二階堂ふみさん):
 毎回作品に出るたび、キャラクターのイメージにガチッとはめない様にしている。
 現場の空気感を見てからどう演じるか決めている。
 今回は大人の中にいる子供の役で、しっかりしてなくて良いかと思った。
 朔子は自分に近い。リラックスしてできた。
A(深田監督):
 監督からは演技の指示はしなかった。脚本の中に既に込められていると思っていた。
 監督としての仕事は、役者にリラックスしてもらうようにすること。

Q(観客2):
 朔子と海希江の海岸での海外への思いの話が面白いと思った。海外に対する思いはどこから?
A(深田監督):
 国際的に活躍している海希江という人。「人も国も同じ」という台詞が出てくる。
 自分のことは自分が一番よくわかっているのか?それは違うと思う。
 他者と接することで自分の価値が生きてくる。
 そういう思いで脚本を書いた。

Q(司会):
 飲みのシーン。あれはアドリブ?
A(深田監督):
 この映画の中での一番のアドリブ。即興に近い。
 役者には、議題を与えて、それに対して自分の言葉で議論してもらいたいと言った。

Q(司会):
 このシーンはどうだった?
A(鶴田真由さん):
 大人のいやらしさが出てるシーン。朔子の鼻で笑っている感じが凄く良かった。

Q(観客3):
 赤い風船のシーンの意図は?
A(深田監督):
 意図は特に無い。
 最初の脚本では、カフェで何か不思議なの物に遭遇するという考えだった。
 結局、それを大道芸人にした。
 不思議な物に遭遇して、その「空白」を観客に埋めて欲しい。

・・・・・

来年1月、渋谷のシアターイメージフォーラム等での劇場公開が決まっているとのこと。

興味のある方は是非、一度鑑賞されることをお勧めします!

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