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映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」

映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」とは、
2008年にアメリカで製作されたドキュメンタリー映画で、
テーマは「Water Crisis」すなわち「水の危機」である。

(下のチラシ↓をクリックすると、公式サイトにとびます)

映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト

今年の1月16日から渋谷UPLINK FACTORY、ポレポレ東中野などで公開されている。

今週日曜日、UPLINK FACTORYにて12時半の上映回で鑑賞

blueg1.jpg

国土の多くを山と森が占め、水資源に恵まれた日本では、
実際に現在「水の危機」を実感している人は少なく、
将来日本でも十分に起こり得る「水の危機」が話題になることもあまりない。

しかし、海外では既に「水の危機」に直面している多くの地域が存在し、
紛争等による死者まで発生している現実がある。

「水の危機」は世界規模で拡がり、
日本も含めた先進国に住む人々にも襲いかかる寸前まで来ているといえる。

ところで「水の危機」とは?

簡単にいえば、
「世界的に見て、人間が生きていく為に必要不可欠である水の需要が供給を上回るという「水不足」の状態」
を指す。

地球上の水の約3%が淡水と言われるが、
その3%の内の大部分が水質汚染などによって使用できない状況下にある。

また、水質汚染だけでなく、もちろん人口の爆発的増加も「水不足」の原因である。

既に起きている問題として、
1、安全な飲料水が確保できない10億人以上の人々
2、水資源の確保をめぐる地域紛争
3、生態系の破壊
4、砂漠化
5、その他・・・

こういった問題を映像により、鋭い視点から切り込んでいる。

・・・・・・・・・・

映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」を観て、
最も印象に残り勉強になったテーマは、

「水道事業の民営化」

である。

日本では水道事業の大半が地方公営企業によって営まれているが、
欧州や米国では既に水道事業が民営化されている地域も非常に多い。

民営化、すなわち民間の水会社が水道事業を運営していることについて、
映画は批判的に解説している。

フランスの大手、スエズとヴェオリアなどは名指しで批判されている。
しかし企業は利益を出し、従業員とその家族の生活を支えていくことが求められる。

水を対象にしたビジネス自体、本当に「悪」なのか?
ビジネスの方法を変えるだけで、なんとか解決できる問題ではないのか?
逆に水ビジネスが消えてしまった場合の弊害は?

映画の制作者側の意見だけでなく、
企業側の意見も聞いて勉強することが大切だと思う。

また、映画は南米ボリビアのコチャバンバ紛争についても触れている。
コチャバンバでは、水道事業が民営化されたことで、水道料金が跳ね上がり住民の生活を圧迫。
そして2000年、暴動が起き死者も出る騒ぎとなった。

人間(及び全ての地球上の生物)の共通財産であるはずの「水」が民間の大企業の手に握られてしまう怖さ・・・。

水質汚染などによる「水不足」。
しかし、飲料に適した水がそこに存在するのに“高価で買えない”ことによる「水不足」・・・
恐ろしいことである。

しかし、繰り返すが、企業側(及びその背後にいる世界銀行などの国際機関側)の意見も聞いて勉強することが大切だと思う。

・・・・・・・・・・

映画では、他にも
地下水のくみ上げの弊害、
大量の水の移動(輸出入)の弊害、
ダムの弊害、
湿地帯の破壊の弊害
などについても詳しく触れている。

アラル海のかつての湖底に置き去りにされた船舶のあの有名な写真も衝撃的である。

水資源に特に恵まれた国は、ロシア、ブラジル、カナダなどがある。

ブラジルの隣国パラグアイでは、米国のブッシュ元大統領が広大な土地を購入したとのこと。
これも水資源の問題に関連するらしいが、
このように政治的な水資源の利用についてもしっかりと指摘している。

20世紀は「石油の戦い」の時代であった。
たとえば、旧日本軍の真珠湾攻撃も石油の確保の問題が要因の一つと言われている。
そして21世紀は「水の戦い」の時代になるとも警告している。

アフリカ・ケニアでは、瓶に入ったコカ・コーラよりもペットボトルの水の方が価格が高いという現実。

・・・・・・・・・・

上映終了後、国際環境NGO「A SEED JAPAN」の事務局長・三本裕子さんのトークショーがあった。

blueg2.jpg

トークショーというよりも、POWERPOINTを使用したプレゼン。
内容は、「水の危機」についてや、「A SEED JAPAN」の紹介など。
約1時間。
満席。
就職活動中という男子学生から70代くらいの女性まで、たいへん幅広い参加者層。

一生懸命メモを取って聞いていたが、若干早口なのと、プレゼンの文字の多さからちょっと消化不足。

しかし、お勧めの書籍の紹介もあり、
勉強を始めたいと思っていたところで、良いきっかけを与えてくれた素晴らしい機会となった。
予約までしてわざわざ行って良かったと思う。

ただ、最初の「隣の人と話し合って意見を述べましょう」の部分、要らないと思う。
社会問題をテーマにしているとはいえ、これはあくまで映画。
映画の後の「トークショー」と名付けている場で、「観客同士話し合って下さい」はちょっと・・・。
60分という貴重な時間、目一杯三本さんのお話を聞きたくてここまで来ているんだから。

・・・・・・・・・・

などと、不満を漏らしながらも、行ってよかったな~と思う。
いろいろ勉強になったし、これからの勉強の良いきっかけを与えてくれた。

またまた長い文章になってしまっていたりする・・・。

興味のある方は、こちら↓の予告編もどうぞ



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みっきぃパパさんこんにちわ★
ほんとパパさん勉強家ですよね。
なんでも凝るタイプかしら?

乾いてる地球は紛れもない事実。
でもあまりにも大きな問題だけに
日々の視野にはなかなか入ってこないのも現実。
こうして映画や本で目に入れていかなきゃね。。。
誰でもなく住んでるあたしたちの問題だ。
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プロフィール

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Author:みっきぃパパ
家族:みっきぃママ、みっきぃ(長男)、娘(長女)
職業:外資系エンジニア
年齢:アラフォー
キーワード:旅行、ゴルフ、映画、ラーメン、ミスチル、シンディ・ローパー

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