2015-11-05(Thu)
第28回東京国際映画祭・寺山修司生誕80年 TERAYAMA FILMS、フランス映画「草迷宮」
10月22日(木)から31日(土)まで開催されていた第28回東京国際映画祭。

今年も行って来ました
これで2009年の第22回東京国際映画祭から7年連続♪
今回の第28回東京国際映画祭では、新宿会場が設定され、
「TOHOシネマズ新宿」、「新宿ピカデリー」、そして「新宿バルト9」も映画祭の会場となった。

今回最初に鑑賞したのは、2015年10月24日(土)16:30より、
「TOHOシネマズ新宿」のSCREEN6にて上映されたフランス映画
「草迷宮」。

この映画はフランス映画ではあるが、
全台詞日本語で、監督、出演者などは日本人、撮影も日本国内で行われている。
「フランス映画」と言われなければ、普通に日本映画。
映画
「草迷宮」は、仏プロデューサ、エール・ブロンベルジェ制作の
オムニバス映画
「プライベート・コレクション」の一編として、
1979年にパリの約30の映画館で公開された作品である。
日本での公開は、監督の寺山修司氏が死去した約半年後の1983年11月12日。
寺山修司追悼特集として。
主演は若かりし頃、無名時代の三上博史氏で、三上博史氏のデビュー作品である。
映画
「草迷宮」の存在は知ってはいたが、劇場で鑑賞するのは今回初めて。

小学生の頃、映画のチラシを集めることが流行っていて、
映画館に勤めているいとこの友人にもらったチラシの1枚が
「草迷宮」だったことから、
映画の存在だけは知っていたということである。
興味はあったが、観る機会も無く30年以上が経過。
そしてこの度、なんと第28回東京国際映画祭で、
「寺山修司生誕80年 TERAYAMA FILMS」として、上映されることになり、
それを知って即、観ることを決定。

チケットは既に完売。

監督: 寺山修司
脚本: 寺山修司、岸田理生
出演: 三上博史(少年時代の明)、若松武(青年時代の明)、新高恵子(母親)、
伊丹十三(老人、僧、校長)他
映像: 鈴木達夫
音楽: J・A・シーザー
美術: 山田勇男
企画製作: ピエール・ブロンベルジェ
制作: ユミ・ゴヴァース、九條映子
公開(フランス): 1979年
公開(日本): 1983年11月12日
上映時間: 40分
言語: 日本語
ストーリー・・・
明が少年時代、母親が口ずさんでいた手毬唄。
その手毬唄に魅かれ、青年になった明は母親の死後、手毬唄の歌詞を探す旅に出る。
夢と現実が交差する、幻想的な映像とストーリー。
気味悪さを感じながらも引き込まれていく不思議な世界観。
その世界観は、詩的で非常に美しい。
全編に渡り付きまとう手毬と、いつまでも耳に残る美しい手毬唄。
台詞のインパクトが強く、脚本が素晴らしい。
40分間の上映の後、元ピンクレディーの未唯mieさん等による約30分間のトークショー。
トークショーで印象深かった話は以下の通り。
「今回の上映では、オリジナルネガがフランスにあったが、それを日本で傷を徹底的に修復した。
原版と比べると全然違う」
「1978年に撮影された。あの時代によくあの風景を見つけたものだと思った」(未唯さん)
⇒ 「香川県で撮影」
「三上博史さんが川に入って行くシーン。あれは東京近郊で撮ったが、真冬の撮影だった」
「寺山作品は、筋立てより1シーン1シーンの衝撃が強い」
「あの時代、文芸的なエロチシズムが流行っていた。
日本公開は寺山の没後だったが、それはオムニバスの他の2本が影響して、
日本ではなかなか公開できなかった」
美しく映像がよみがえった映画
「草迷宮」。
また是非劇場の大きなスクリーンでこの詩的で美しい世界に浸りたい。
いつかまた劇場公開されることを願いたい。
みっきぃパパ
ランキング参加中です。ぷちっと押してね

にほんブログ村

今年も行って来ました

これで2009年の第22回東京国際映画祭から7年連続♪
今回の第28回東京国際映画祭では、新宿会場が設定され、
「TOHOシネマズ新宿」、「新宿ピカデリー」、そして「新宿バルト9」も映画祭の会場となった。

今回最初に鑑賞したのは、2015年10月24日(土)16:30より、
「TOHOシネマズ新宿」のSCREEN6にて上映されたフランス映画


この映画はフランス映画ではあるが、
全台詞日本語で、監督、出演者などは日本人、撮影も日本国内で行われている。
「フランス映画」と言われなければ、普通に日本映画。
映画

オムニバス映画

1979年にパリの約30の映画館で公開された作品である。
日本での公開は、監督の寺山修司氏が死去した約半年後の1983年11月12日。
寺山修司追悼特集として。
主演は若かりし頃、無名時代の三上博史氏で、三上博史氏のデビュー作品である。
映画


小学生の頃、映画のチラシを集めることが流行っていて、
映画館に勤めているいとこの友人にもらったチラシの1枚が

映画の存在だけは知っていたということである。
興味はあったが、観る機会も無く30年以上が経過。
そしてこの度、なんと第28回東京国際映画祭で、
「寺山修司生誕80年 TERAYAMA FILMS」として、上映されることになり、
それを知って即、観ることを決定。

チケットは既に完売。

監督: 寺山修司
脚本: 寺山修司、岸田理生
出演: 三上博史(少年時代の明)、若松武(青年時代の明)、新高恵子(母親)、
伊丹十三(老人、僧、校長)他
映像: 鈴木達夫
音楽: J・A・シーザー
美術: 山田勇男
企画製作: ピエール・ブロンベルジェ
制作: ユミ・ゴヴァース、九條映子
公開(フランス): 1979年
公開(日本): 1983年11月12日
上映時間: 40分
言語: 日本語
ストーリー・・・
明が少年時代、母親が口ずさんでいた手毬唄。
その手毬唄に魅かれ、青年になった明は母親の死後、手毬唄の歌詞を探す旅に出る。
夢と現実が交差する、幻想的な映像とストーリー。
気味悪さを感じながらも引き込まれていく不思議な世界観。
その世界観は、詩的で非常に美しい。
全編に渡り付きまとう手毬と、いつまでも耳に残る美しい手毬唄。
台詞のインパクトが強く、脚本が素晴らしい。
40分間の上映の後、元ピンクレディーの未唯mieさん等による約30分間のトークショー。
トークショーで印象深かった話は以下の通り。
「今回の上映では、オリジナルネガがフランスにあったが、それを日本で傷を徹底的に修復した。
原版と比べると全然違う」
「1978年に撮影された。あの時代によくあの風景を見つけたものだと思った」(未唯さん)
⇒ 「香川県で撮影」
「三上博史さんが川に入って行くシーン。あれは東京近郊で撮ったが、真冬の撮影だった」
「寺山作品は、筋立てより1シーン1シーンの衝撃が強い」
「あの時代、文芸的なエロチシズムが流行っていた。
日本公開は寺山の没後だったが、それはオムニバスの他の2本が影響して、
日本ではなかなか公開できなかった」
美しく映像がよみがえった映画

また是非劇場の大きなスクリーンでこの詩的で美しい世界に浸りたい。
いつかまた劇場公開されることを願いたい。
みっきぃパパ

ランキング参加中です。ぷちっと押してね


にほんブログ村
スポンサーサイト