ドイツ映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」

先日、2016年1月をもって閉館することが発表された渋谷のシネマライズ。
現在上映中の映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」が最後の上映作品となる。

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その前に上映されていたのが、ドイツ映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」。
11月23日(日)、16:35の上映回にて鑑賞

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映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」・・・
 監督: オリヴァー・ヒルシュビーゲル
 脚本: フレート・ブライナースドーファー、レオニー=クレア・ブライナースドーファー
 編集: アレクサンダー・ディトナー
 音楽: デイビット・ホルムズ
 出演: クリスティアン・フリーデル(エルザー)、カタリーナ・シュットラー(エルザ)、
     ブルクハルト・クラウスナー(アルトゥール・ネーベ)、ヨハン・フォン・ビューロー(ハインリヒ・ミュラー)他
 上映時間: 116分
 製作国: ドイツ
 言語: ドイツ語

この作品は、ヒトラー暗殺を企てたものの失敗に終わり、
その後処刑された実在の人物ゲオルク・エルザーを描いた作品である。

ナチス台頭後、英仏と戦争を始めることで、自らを滅ぼすことになることを予見し、
たった独りでヒトラー暗殺という大きな仕事に挑んだ青年の物語。

当時犯罪者として裁かれたエルザーの行為が理解される様になったのは、
その後何十年も経ってからのことである。

脚本、演出、映像、音楽・・・全てが素晴らしい

尋問と拷問のシーン、特に拷問のシーンはスクリーンを凝視できない映像表現も。

尋問のシーンと過去の回想シーンが繰り返されるが、
適切なカットの移り変わりで、しつこい感じは全く無く、全く違和感も無く、頭が混乱することも無く、
自然な流れで上手くエルザーの人物描写がなされている点も素晴らしい

この作品はエルザーの人物描写が巧みである。
映像・音楽の表現がそれを際立たせている。

エルザーの計画が成功していたら、世界はどうなっていたのだろうか?
ユダヤ人虐殺も起きなかったのか?
ドレスデンの空襲で10万以上の人々が亡くなることもなかったのか?
それとも、結局別の指導者によって同じ結果がもたらされていたのか?
・・・いくら想像しても、そのようなことは誰にも分からない。

この作品はドイツ映画だが、
ドレスデン空襲を取り上げるなど、ドイツ市民も被害者であることをにおわせている。
難しい問題ではあるが、ドイツの一般市民に関しては、
やはり被害者と言えるのではないだろうか?

全編に渡り緊張感が連続する作品。
しかし合間合間の回想シーンでは幸せに満ちたエルザーの姿が描かれている。
それが逆に尋問シーンでの緊張感を増幅させている。

余韻の残る終わり方・・・。
エルザーのその後の評価、エルザーの恋人のその後の様子は・・・。
字幕が何だか切ない。

ドイツ人の戦争観についても垣間見ることのできるこの作品、
是非鑑賞されることをお勧めしたい。

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