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デンマーク映画「光のほうへ」

6月4日にシネスイッチ銀座で公開になったデンマーク映画「光のほうへ」。

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本日11時10分の上映回にて鑑賞

デンマークの作品といえば、高校生の時に劇場で観賞した名作、
「バベットの晩餐会」や「ペレ」を思い出す。

いずれも素晴らしい作品だったが、
今回20年以上振りに劇場で鑑賞したデンマーク映画「光のほうへ」も心に残る質の高い作品だった。

2011年デンマーク・アカデミー賞でも5部門で受賞するなど、各地で高い評価を受けている作品。

監督:トマス・ヴィンターベアさん
脚本:トマス・ヴィンターベアさん、トビアス・リンホルムさん
出演:ヤコブ・セーダーグレンさん(兄・ニック)、ペーター・プラウボーさん(ニックの弟)、
   パトリシア・シューマンさん(ソフィー)、モーテン・ローセさん(イヴァン)

ストーリー・・・

 舞台はデンマークの首都コペンハーゲン。
 アルコール依存症の母を持ち、不幸な少年時代を過ごした兄弟、ニックと弟。

 2人には歳の離れた弟がいたが、不幸な環境下で乳児の頃に亡くしてしまう。

 心に傷を負ったまま大人になった2人は、それぞれ社会の底辺で暮らしているが、
 母親の葬儀の席で再会を果たす。

 兄は刑務所を出所した前科者。
 弟は2年前に妻を事故で亡くし長男と2人暮らしだが、薬物中毒に陥っていた。

 長い間連絡を取っていなかった2人だったが、
 兄弟の絆は強く結ばれたままだった。

 少年時代から過酷な運命に翻弄されてきた2人は、
 光に向かい再生の道を歩み出すのだろうか・・・。

次々と描かれる悲劇の数々は観ていてとても辛い。
その辛さを乗り越える人間の強さ、負けてしまう人間の弱さ、
共感できる部分の非常に多い、深い物語だった。

ただ、全体に悲劇的な空気が漂う物語の中で、
子供達の無邪気さにホッとさせられるシーンも多かった。

映像全体の印象を色で表現するなら、グレー。
屋外のシーンも屋内のシーンも色彩が派手な感じは全く無い。
カラー作品でありながら、そんなモノクロ調の映像が、
登場人物の心を表現しているようである。

チラシにも使われている映画の1シーン。
3人兄弟のシーンだが、光がスクリーンいっぱいに溢れる。
作品全体がモノクロ調の中で、このシーンは光に溢れたとても明るいシーンである。
これもやはり登場人物である兄妹の幸せで明るい心情を表現しているようである。

また、兄弟それぞれの生きざまを見せていく手法が巧みで好感が持てる。
この作品には、兄の物語と弟の物語の大きな2本の柱が存在する。
兄の物語の中に出て来たシーンが、
弟の物語の中に視点を変えて出て来てきたりするところは、
離れていてもどこかで繋がっている兄弟の絆を感じさせるような表現に思えた。
この表現力は、脚本の良さを象徴している。

たいへん芸術性の高い作品「光のほうへ」、お勧め作品です!

6月後半からは全国で順次公開中。

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みっきぃパパ

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Author:みっきぃパパ
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