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ドキュメンタリー映画「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」

12月3日(土)、渋谷シネパレスにて、
ドキュメントリー映画「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」を観て来ました。

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この作品は、3月11日の震災、そして4月11日の直下型の余震で甚大な被害を受けた、
福島県を代表するリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)」をテーマにしており、
被災したフラガール達を中心に、ファイヤーナイフダンサーなどの従業員のその後、
10月1日に部分営業再開を果たすまでを追ったドキュメンタリー映画です。

また、スパリゾートハワイアンズが1966年に開業に至るまでの話も大変分かりやすく説明されています。

スパリゾートハワイアンズのフラガール達は、
2006年に公開された李相日(リ・サンイル)監督作品「フラガール」にも描かれています。

映画「フラガール」は、第80回キネマ旬報ベストテン・日本映画第1位に選出されるなど、
非常に高い評価を受けた作品で、
李相日監督といえば、名作「悪人」でも有名で、
「悪人」は第84回キネマ旬報ベストテン・日本映画第1位に選ばれています。

映画「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」は、
今年10月に開催された第24回東京国際映画祭・特別上映-「震災を越えて」で初公開され、
そして、10月29日(土)より全国で劇場公開されています。

東京国際映画祭では日程の都合で観ることができませんでしたが、
公開から1ヶ月経って、ようやく劇場で観ることができました。

・・・・・

「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」・・・
 監督:小林正樹さん
 出演:スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム 他
 ナレーション:蒼井優さん(映画「フラガール」で主演)
 音楽:ジェイク・シマブクロさん

映画は震災から半年が過ぎた東京・渋谷の風景から始まります。
東京では震災の影響を感じることは少なくなりましたが、
福島ではあの日から時が止まってしまっている場所、人々がたくさんいることを忘れてはいけないと思います。

スパリゾートハワイアンズへ続く南国ムードの道。
例年は大渋滞するこの道も、今年は1台の車も見当たりません。

3月11日に発生した東日本大震災、そしてその1ヶ月後の4月11日の福島直下型の大きな余震で
甚大な被害を受けたスパリゾートハワイアンズ。
地震による非常に酷い被害の状況が映し出されます。

支配人に就任してからわずか3ヶ月で震災に遭った下山田支配人。
地震が発生したのは3月11日14時46分。
15時に帰っていくお客様をお見送りする為に自室を出て、
従業員専用通路を歩いている時にあの大地震に遭われたそうです。

あの日の宿泊客は630名。
しかし、支配人をはじめ従業員の皆さんの適切な誘導により、
一人の怪我人も出すことなく送り出すことができたそうです。

あの時の施設の被害状況の映像を見ると、よく皆さん無事だったと驚くばかりです。

スパリゾートハワイアンズの壊滅的被害。
休業を余儀なくされましたが、休業期間中は広野町の350名の被災者の方々を受け入れ、
避難所として施設を提供していたそうです。

収入ゼロとなったスパリゾートハワイアンズは、契約社員を解雇せざるを得なくなったそうです。

スパリゾートハワイアンズの休業により、フラガール達も活動の場を失ってしまいました。
そして、フラガール達も震災の被災者でした。

震災後、フラガール達は全国巡業に出ることにし、各地でダンスを披露して来ました。
秋田、仙台、新宿、豊洲、加須・・・。
自身も被災者でありながら、笑顔で元気を届けるフラガール達・・・。
そんな彼女たちの姿に心打たれました。

また、この作品ではファイヤーナイフダンサーとしてスパリゾートハワイアンズの舞台で
活躍していた3人の若い男性にも大きく注目しています。
全国巡業に同行するも、屋外ステージでは風の影響、屋内ステージでは消防法の問題で踊ることができない日々。
スパリゾートハワイアンズの正社員である彼らが、いつかまた舞台に立てることを信じて、
地道にトレーニングに励むひたむきな姿にも心打たれました。

フラガールのサブリーダー・大森さん。
彼女の実家は福島第一原発からわずか2.2kmの場所にあり、
祖母、両親などの家族は千葉に家を借り避難生活を余儀なくされています。

4月に一度双葉町の実家に戻ることが出来た際に着ていった防護服は、
なんと作業着屋ワークマンで自分のお金で購入したものだったという。
その後実家に帰ることができたのは9月になってから。
この作品では、9月に双葉町の実家に戻った時の様子も映し出されています。

映画の中で、「今度帰れたらビデオに残しておきたい。今までは見るのも嫌だった。
でも残すべきと思うようになった」と語った大森さんの言葉。
いろいろな思いが込められた言葉だと思います。

9月の帰省の様子。あの日から時が止まってしまった避難区域の町の風景・・・。
アスファルトの道路を牛が歩く・・・。
そして大熊町で飼われていたと思われるダチョウまで道路を歩いている・・・。
彼ら動物達も被害者です。

また、大森さんが震災から4ヶ月も経ってから、
ペット保護センターで愛犬と再会することができたというエピソードも紹介されています。
この震災では多くの動物達も被災しました。

・・・・・

スパリゾートハワイアンズで活躍するフラガール達の姿を中心に追いながら、
その背景にある今も続く福島の問題を深く描いています。
3月11日の14時46分から時が止まってしまった福島の警戒区域の住民の皆さんの生活。

この作品では、そんな状況下においても、スパリゾートハワイアンズだけでなく、
福島全体、更には日本全体が一歩一歩未来へと歩き出している様子を力強く描いています。

映画のラスト、
ファイヤーナイフダンサーのリーダー・裕二ALEXさんが2人の子供と海岸でインタビューに答えるシーン、
後ろを振り返ることなく前を向いて行こうとする言葉は大変力強く、逆に元気をもらった感じがします。

この作品は日本中、そして世界中の人々が是非観るべき作品だと思います。

来年のグランドオープンに向けて、ガンバレ!!スパリゾートハワイアンズの皆さん!!
ガンバレ!!フクシマ!!

みっきぃパパ

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Author:みっきぃパパ
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